裏/現代パラレル
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16)手違い旅行
商店街の福引で温泉旅行が当たったので隼人と二人で来ちゃったよリゾート この後どうしてもツインの部屋を変更できず、誘ったのは自分である手前落ち込み気味の隼人さん。「隼人、俺ここでもいいぜ全然。それより外、ちょっと散歩行かね?せっかくだし」
「あ、…ああ。そうだな」 「きれいなとこだなー。さすがリゾート地っていうか」
「ん。お前もいつもと違った雰囲気に見える。なんというか、こう…いつもより、神秘的だ」
「はは、何か分かんねえ。けど、調子出てきたみたいじゃねえか」
「そ、そうか?」
「隼人」
「なんだ?竜馬」
「俺よ、こういうとこ、初めてだけど、…すっげー…楽しい。」
「そうか。よかった」
「こういうとこ、っていうか…。誰かと、どっか行くってのが初めてなのかも。
俺、あんま上手く言えねえけど、お前と居るから楽しいんだと思う。
お前とここに来られてすげえ嬉し」
「竜馬…!」
で、せっかく温泉リゾート地っていうことで、ぎゅうぎゅうお風呂に入ると 「だーかーら!俺、すっげえ楽しいって言ってんだろ?…何度も言わすなって」
「ありがとう。…きれいだ、竜馬」
「ん、てめ…どこ触ってんだよ…」 めでたし
15)寝起き詰め
目を覚ますと隣に君がいるしあわせ。しあわせ~~ 「早く起きろよ」「キスしてくれたら起きられるかも」
「ば…!!!…っかじゃねえの…!!!」
(みたいなやりとりのあとで) 「朝っぱらからさかってんじゃねえよ」
「こうして欲しいんじゃないのか?」
(アダルトバージョン) あー…そういや今日、弁当作る日だー
(初めてお弁当わたす時とかめっちゃ緊張してそうカワイイ!!) 「ん…キスしてくれたら起きられるとおもう…」
「またかよ。よく飽きねえな毎朝毎朝」
「お前こそあきらめて、何も言わなくてもキスしてくれるように」
「ならねえ」(きっぱり)
14)だから雨が降るって、
にわかに暗くなり、雷鳴が轟いた。大粒の雨が窓を叩く音が聞こえる。
俺は風呂を沸かして、暖かい飲み物を用意する。
野生の勘とでもいうのか、いつもならTVの天気予報より的確に雨を察知する竜馬である。その竜馬の傘が、玄関にあるからだ。
はやく帰っておいで。できればびしょ濡れで。
彼のまつげの上で水滴が弾けて踊るのを見るのが好きだから。
目を伏せて器に口付ける仕草が好きだから。
12)後ろからぎゅっ
そらああんた…そうするやろ…。竜馬さんやで…?そらあ…。しかもこれちょっと喧嘩した後に隼人が好きな(出会った時に初めて作った)チャーハン作ったりしてるっつー脳内設定ありなんやで!
05)魚料理
わ…、こいつ魚の食べ方上手だな…
その後、時々新鮮な食材を携えてふらっと立ち寄っては台所を借り、一緒に食事だけしてまたふらっと出て行く半野良竜馬。隼人の箸さばきがとても流麗で、無意識にそれを見たくて小骨の多めの魚料理が多くなってしまっているとか良いですね…。さんま入った袋提げながら川べり歩いて、隼人の箸さばきと口に運ぶ様を思い出して赤面してるとかさー。
一方、隼人は竜馬が魚好きだと思ってるんですね。てっきり肉派だと思ってたので少し意外に思ったりしたんだろー。
あっそうだ漁港に魚食べに行きなよ!新鮮な魚美味しいよ!