人体実験のひとつ

20150109
A級刑務所でインベーダー寄生のヒト>ヒト感染が成立するためにはゲッター線濃度がどのくらい必要なのかって調べるために複数の囚人を人部屋に集めて観察、とか考えてまして。

はじめの数日間は濃度が低いから感染成立しないし発症(?)もしないと。で、濃度が上がってくると、もともとタネを植えつけられてた囚人がぽちぽち発症しだすんだけど、変形スピードとか動きとかが遅いから素手で倒せるレベルの強さなので、元が人間だって分かりつつも殺すしかなかったとか。
最終的に竜馬さんだけは人間の姿のまま生き残るけど、中にはちょっと人間の自我が残った状態のインベーダーとかもいたりして、殺してくれっていうやつもいれば、死にたくないって泣くやつもいたりして。頭から乗っ取られてインベーダー化するやつの他に、エイリアンみたいに腹食い破って雛が出てくるタイプもいて、それを目の当たりにした他の囚人が恐慌状態に陥って暴れだしたりして。それ全部くぐり抜けて生き延びるために、どれだけの事をしたのか。たぶん、あの人の手は人間っていう仲間の血で汚れてる。ずっとそれを割り切れないで抱えてる。

手の包帯は痛み止めのためってのが一番だけど、血塗れの幻視に怯えなくて済むっていう二次作用もあればいい。

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